日 時:2019年2月10日(日)10:00~12:30
終了後、参加可能な方々での昼食会もあります。
会 場:東京学芸大学附属竹早中学校
*地図を参照してください。春日通りに面した正門から入ります。
報告者と内容
①森下周亮さん(小学校教員)「理科の授業実践について」
②角之倉宏彰さん(特別支援学校 学校介護職員)「特別支援学校での1年間の実践から学んだこと」
詳しく
今回の講座は、授業づくり講座の若手実行委員による報告です。
「社会科授業づくり講座」なのに、なぜ理科と特別支援教育?と、思われた方もおられると思います。小学校教員は、様々な教科を担当しています。時には、社会科以外の教科を通じての授業実践を報告してもらい、小学校の授業について考え合うことも大切かと思います。また、特別支援教育については、新採の方が、希望とは関係なく特別支援学級・学校に配置されることもあり、また、通常学級でも、様々な障がいを持つ児童・生徒が増えているという現状があります。そして、また特別支援教育から学ぶことは、とても大きいことだと考えます。そのような理由から、今回のテーマでの報告のテーマを決めました。
今回も良い学び合いの場になることを願っています。
2月授業づくり講座報告 参加者10名(2019/2/22掲載)
1.報告者の感想
- 今回報告して、特別支援について共有する機会をもてたのは良かったです。私自身も学校介護職員として学校現場で仕事するようになってから、特別支援学校について深く知るようになりました。そして、報告を通して、私自身の今後の課題なども見えてきたので、「自分ならどうするか」や、学習の意図など、学習指導要領を見ながら理解していくことをやっていきながら、特別支援学校の教員になれるように取り組んでいこうと思います。ありがとうございました。(角之倉宏彰)
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報告の作成や発表を通して、自分の考えがまとまり、次にしなければいけないことがはっきりしました。参加者の方からは、貴重なご意見をいただくことができ、これまでの自分の実践を違った視点から見直すことができました。課題に向けて、どのように取り組んでいけばよいのかが、より具体的になったと思います。今回は理科という教科での発表でしたが、ここで学んだことは、社会科をはじめ他の教科でも生かせると思います。
また、大切なことや軸となる部分は、どの教科でも同じはずだと考えています。これからも、教科や分野にとらわれず、様々なことに挑戦していき、それを今回のように表に出していくことで、深めていくことができればと思います。(森下周亮)
2.参加者の感想
- 特別支援学校の実態について、少しイメージが持てました。普通の学校と違うこともある一方で子どもとの関係を大切にしていくということは同じで、特支の方がその意識が強いのかもと感じました。特別支援は教育の原点とも言われるので、これからの自分の力にしていきたいと思います。
- 〈角之倉さん〉発表ありがとうございました。レジュメにもありましたが、子どもがまず「やってみたい!」と思えるような、興味関心を引く工夫は本当に必要だなぁと改めて思いました。教員と学校介護職員の協働はこれから先も課題だと思いますが、お互いにアプローチしながらよいチームワークでやっていけるといいなと思いました。
〈森下さん〉発表ありがとうございました。同じ理科の教員として学ぶことがたくさんありました。(私は中・高ですが…)実験はやっぱり子どもの興味を引くと思いますし、考えさせる手立てにもなりますよね、時間が足りないな~と思うこと多々ですよね……成果と課題も納得のいく発表でした。森下さんの授業楽しそうで私も受けてみたいと思いました。
- 若手の一生懸命とりくんでいる実践の報告を聞くことができてうれしい。フレッシュな感じです。どうとりくんでいるかがよくわかり参考になりました。
- とにかく若い方のレポート、がんばっているようすを知ることができたのがうれしかったです。これからもぜひたくさんのレポートを書いて先輩や仲間からの意見を聞いてがんばっていってほしいです。
- 授業の中では、普段子どもたち自身が学んだ知識ではなくて、授業で学んだ知識を使うことが多いですが、本で読んで知っていることなどや自分で考えて予想を立てている様子が見られたのは良かったです。児童の考えを引き出せる理科の授業になっているというのが伝わってきたので、参考にしていきたいと思いました。
- 特別支援学校のことは知らないことばかりでしたので、今日の報告を聞いて、学校介護職員の大変さや、やりがいについて知ることができてよかったです。1年目にしてよく頑張っていらっしゃるなと思いました。子供たちとの信頼関係が大事だというのは、普通級と同じで、これからも1人1人の思いを大切にしていこうと思わせていただきました。
理科の報告の方も、とても聞きごたえのあるものでした。適用実験、私もやってみよう!と思いました。そして、森下さんのように、子どもたちが自分ごととして捉え、主体的に学べる授業をしたいです。今日の報告が聞けてよかったです。現場に戻っても、時間が許す限りなるべく今日のような研修会に参加したいと思います。