日 時:2018年11月18日(日)10:00~13:00
会 場:東京学芸大学附属竹早中学校
テーマ:『「困難さ」を持つ生徒たちが私に教えてくれこと』
講 師:日達 綾 さん (高等学校教員)
参加費:500円(学生200円)
社会科授業づくり講座 2018年11月報告(2018.11.23掲載)
1.参加者数 10名(講師含む)
内訳・・・大学生:1名 小学校:2名 中学校:4名 高校:2名 特別支援学校:1名
2.参加者の感想
- 日達先生のお人柄が、とてもすばらしいと思いました。勉強へのモチベーションの低い生徒に寄り添って一緒に学ぼうとする姿勢が大切なのかな・・・とお話を伺って感じることが出来ました。自分も今、区内で学力調査ランキング最下位(!?)と言われている中学校で勤務していますが、投げ出さず、温かく、粘り強く、子どもたちと学んでいけるようにしたいです。いろいろ自身の教育活動のまずいところに気づかせて頂ける講座でした。ありがとうございました。
- 日達さんの暖かい性格や思いがよく伝わる報告でした。小学校~高校まで、子どもの発達段階や家庭事情(貧困など)によって、いろいろ悩みはつきないと思います。でも、このように交流しあうことが、とても大切だということを改めて感じさせてくれました。もっと若い人に聞いてほしかったので、また話してくれる機会をつくれればいいなと思いました。どうもありがとうございました。
- これまで、いわゆる困難校の学習支援等は経験したことがあるのですが、現在の勤務校は、また異なる文脈で、自分自身は、まだ壁に当たっていない状況です。しかし、問題は違えど、教師として解決すべきことがあることに関わるので、”若手”として学ばせていただくことばかりでした。やはり”関係性”の中で、人間は社会生活を送るとすれば、教師として、若手として、できることはあると感じました。チームとして一枚岩になって対応することの必要性も認識できたと思います。本日は、ありがとうございました。
- まさに、私自身が、いま必要に感じているお話しでした。「こういう授業をやったら生徒に響いたよ!」というのをいろいろうかがってみたいです。
- 私はまだ学生であり、教職として働いていないので具体的なイメージが湧かなかったですが、今後教職に就いた際に確実に直面する問題であると思います。その場で何も知らずに悩むより、今回様々な事象を知ることが出来、対応が出来るようになれると思います。そのような、授業の内容のみではなく、生徒の実態に基づいたアドバイスや意見を多々頂いて非常に良い経験となりました。本日はありがとうございました。
- 2回目のお話しでしたが、更に面白いお話を聴くことが出来ました。生徒のノートはとても工夫がされていて、見ていて楽しいものでした。マスキングテープや付箋を使ったもので、キャラクターのセリフのようになっているものもありました。ノートの取り方が上手で、学び上手な様子が見られました。どのような子でも学び方次第で、できるんだというのが分かるなと思いました。そういった、できることを伸ばせるような学びや関わり方が上手だなと思うお話しでした。クラスの雰囲気づくりなども大変興味深い話でした。
3.日達さんからのコメント
大好きな授業づくり講座に講師としてお招き頂き、ありがとうございました。そしてお忙しい中、講座を企画・運営してくださっている実行員、顧問の皆さまに感謝申し上げます。私はスーパーティチャーではないので、中堅どころとしてのちょっとした自分なりのコツなら話題提供出来るかなという感じでお引き受けしました。今までの講座の雰囲気とは違いましたが、ご参加の方たちのお話もたくさん伺うことが出来、私もとっても楽しかったです。講座に対する意見で「あまり優秀でない教員が即マネをできるような授業例」というものがありました。スゴイ実践を伺うことも勉強になるのですが、明日の授業に指導にすぐ使える諸々が欲しいというのも現場の切実な願いだと思います。この授業づくり講座でも、バランス良くどちらのニーズにも応えられるような企画をこれからも組んでいただけたら嬉しいです。