日 時:2014年11月22日(土)17:00~19:00
会 場:東京学芸大学附属竹早中学校
資料代:500円
内容
前任校は、小さな分校です。勉強が嫌いな中学生たちに、社会科の授業が楽しいと思わせるための小さな実践を紹介します。実物教材・小さな体験学習など、皆様と一緒に追体験ができたら嬉しいです。そして、なぜ「小さな分校」なのか。児童自立支援施設のなかで生活を作りなおす子どもたちと大人たち。働く教師が「教育の原点」だと語る分校の様子を紹介します。きっと、どこの教室にも大人を信じられず、自信を失いかけている生徒がいます。そんな生徒の心に気づく「きっかけ」になってほしいと考えています。
井村花子さんからのメッセージ(2014.11.25掲載)
授業づくり講座で一番心に残ったことは、その場に集まった方々の目の輝きです。生糸づくり体験に挑戦してもらったときの楽しそうな表情は、中学生と一緒でした。中学生と違うことは、自分が実践するための質問が飛んでくることです。講師を担当させていただいた私自身が、参加者の反応や質問などから楽しく学ばせていただくことができました。楽しく出会い、楽しく学び合う場を作り上げてくださった実行委員の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。来年も、学び合いの場でお会いできることを楽しみにしています。
感想
◆参加させていただいて非常に勉強になりました。現在、大学で模擬授業を考える時、生徒にどんなことを発問すれば興味を持ってくれるのか考えても、なかなか思いつかないこともあります。本日の講座で自分の経験や様々な視点から授業を考えていることに感動し、私もこのような考えを活かしていければと感じました。
◆たまたま大学の講師の先生の授業を履修して、課題で講演を聞きに行くことになり、初めはどんなものだろうと思っていましたが、受講後の今は本当に来てよかったと思っています。それは授業づくりのヒントを教えていただけたこともありますが、それ以外にも今まで知らなかった分校の話やそこでのエピソードを聞くことができ、とても充実した気持ちになりました。私も井村先生のような生徒にとって安心できる先生になりたいと思いました。
◆ビデオの生徒さん方の笑顔を見て、涙が出ました。その表情からはつらい過去や心の闇は全く感じられず、先生方への信頼に溢れているんだろうなと感じました。私の仕事は教師ではありませんが、人に接する態度、姿勢や心構えを感じました。毎日同じような仕事で張り合いをなくしかけていましたが、先生の講義をお聞きして、その中でやりがいを見つけていくのが自分の成長につながっていくのだと思いました。
◆「この世は生きるに値する」の言葉、今日のお話を聞いて心に強く響きました。生徒たちにこのメッセージをどれほど伝えられたのだろうと思いながら聞いていました。
◆教育の原点とはどのような所かと思っていましたが、まさに教育の原点だと感じました。教員としてどうあるべきか考えさせられました。
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