日 時:2014年1月25日(土)18:30~
会 場:筑波大学附属駒場中・高等学校
報告者:石田尚子さん
内 容:授業実践報告
「授業実践メモ 中学公民 私たちの暮らしと経済」
報告者から
社会科の教員同士で話す中で、経済学を専門とする人は少ないのではないかと感じています。私自身も経済学は専門外で、先輩の実践や本を参考にしながら試行錯誤の毎日です。一方で、授業をする中で、経済は生徒にとって生活に直結する部分もあり、興味・関心が高い単元の一つではないかとも感じています。
例会では、今年度行っている授業の一部を報告します。よろしくお願いします。
会場から(2014.2.4掲載)
日本史部会では珍しい(?)中学3年生対象にした公民経済分野の一連の授業実践の紹介でした。単に教科書や資料集の用語やシステムを教えるのではなく、大人になったつもりで毎月のお給料の使い道を考えさせたり、自分の買いものにどれだけの人が関わっているのかを図示させたりと、経済を身近なところから楽しく学べるような工夫を随所にちりばめられていました。
その一方で、クレジットカードやローンの恐ろしい面など、生徒がこれから気を付けるべき事項についても具体的に想像させて注意を促すような展開も用意されていました。
おそらく授業を通して生徒たちは、「経済」というのは自分と遠い世界の話ではないのだということを実感したのではないかと感じました。
感想
◆せっかく石田さんが、中学公民の経済を報告してくれたのに、少人数で申し訳なかった気がします。教科書と資料集が、私立なのにうちと同じとは意外でした。自作資料がきちんと用意されていて、生徒たちには、思考しやすくなっているなと思います。(O)