世界部会・日本史部会2020年1月例会

日 時  2020年1月18日(土)午後6時30分〜 ≪注意! 土曜日の6時半です≫
場 所  歴史教育者協議会の本部 5階会議室 <会場費として200円集めます>
      東京メトロ 丸の内線 新大塚駅 徒歩3分
      JR山手線 大塚駅 徒歩15分
報告者  丸浜 昭さん(大学非常勤講師、元中高教員)
テーマ  「象徴天皇制はどのようにうまれたのかー今日の天皇について考えるために」

内 容 
 象徴天皇制の「定着」なるものに一石を投じたいと強く思います。振り返ってみると、中高日本史で天皇を取り上げたのは、張作霖爆殺後の田中義一辞職、満州事変時の朝鮮軍独断越境、敗戦と国体護持くらいでしょうか。この数年、ハバードビックスの『昭和天皇』を読む機会があり、あわせて山田朗氏の『大元帥昭和天皇』にふれ、目を見開かされました。獨協大学でもう少し天皇を扱うようになり、終戦の詔勅とその後の東久邇宮演説にみる「国体護持」、その後の憲法制定の中での日米合作の象徴天皇制などを扱っています。
 獨協での授業を中心にまとめさせてもらいますが、高校でどうできるか論議したいです。また今年、おそらくはじめて学生の論述で天皇(国体)をあつかったものが何本かありました。若者が天皇をどうとらえているかも論議したいです。

【世界部会・日本史部会より】

 新科目「歴史総合」を見すえて、しばらくの間は日本史部会と世界部会を合同で開催します。

 日本史・世界史をまたいで、一緒に歴史教育について考えてみませんか。